名月の宴
〜古城で繰り広げる尺八・琴・小唄・詩舞・詩吟・仕舞の調べ〜



9月13日(土)に勝竜寺城公園にて行われた『名月の宴』でしたが
この日の月は少しだけ顔を出したのですが後はず〜と曇っていました。
今年はゲストに葉衛陽(いぇうぃやん)さんを迎え
中国琵琶の演奏も行われわました。


葉衛陽:中国杭州市出身。10歳より琵琶を始める。 1984年より中国琵琶東流派琵琶大師沈浩初の孫である
     中国の著名な琵琶演奏家・教育家潘伯に師事し、厳格な訓練を受けた。
     安徽師範大学音楽学部の琵琶専攻を卒業と同時に、多数の流派の技術を身につける。
    1988年中国安徽省民蔟音楽コンクールに入賞。
    1992年渡日以来、中国文化紹介シリーズ、留学生支援コンサート、京都国際フォーラムなど
     数多くの演奏活動に参加している。
     繊細なテクニックを使って、古典曲から現代曲まで幅広く演奏し、多くの人を魅了している。

     現代中国音楽家協会琵琶研究会会員であり、日中芸術家交流協会理事でもある。
中国琵琶:琵琶は秦、漢時代に生まれた楽器で「中国民族楽器の王者と呼ばれてきた。
      後漢の学者劉熙によると、琵琶は馬上で弾く楽器であり
      手を外側に推するのを「枇」、内側に引くのを「杷」とよぶ演奏法から琵琶という名がついたとされる。
      現代の中国琵琶は頭部・頸部・腹部の3部分からなる洋なしを縦に割ったような形態。
      頭部の琴軸と頸部の6つの相(フレット:弦を押さえる場所を示す突起した線)は主に
      象牙又は牛角が使用される。
      また、腹部背面は堅い紫檀か紅木、面板は薄い桐が使用され、24の竹製の品(フレット)がついている。
      4本の金属弦が張られ、縦に抱えて右手5本の爪、又は義爪をつけて演奏する。


昨年9月8日(土)に行われた『名月の宴』
台風16号が接近中のあいにくの空模様で
"月" を見る事が出来ませんでした。

宴の終演間近の8時前頃に行ったのですが、すでにたくさんの人が
各演目を楽しんでおられました。
この写真は「剣舞"偶成"」の一場面です。



最後の演目「北インド古典音楽」 演奏では
タブラ(インド打楽器の総称、音の高い方を「タブラ」
低い方を「バヤ」とも言います。主に手で叩き
7種類の方法で音色、リズムに変化をつけます)

シタール(インドを代表する打楽器で、世界的にも最も有名な
民俗楽器の1つ、七本の金属弦と十八本以上の
かなし気な音色を出す共鳴弦を持ち、共鳴部分には
インドのカボチャが使われている)
の独特な音色で
インドにいるような気分に心が和みました。

 

勝竜寺城公園

春の勝竜寺城公園

冬の勝竜寺城公園

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